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せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査過去の調査概要

2024年9月4日更新

令和6年度スピンオフ企画
「夏休み子ども向け企画 楽しく温泉を知ろう!温泉体験学習」

令和6年8月7日(水曜日)、「せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査」のスピンオフ企画として、5年ぶりに「夏休み子ども向け企画 楽しく温泉を知ろう!温泉体験学習」を堀田温泉で開催しました。

「泉源の見学」では、実際に堀田泉源の見学を行い、温泉の仕組みや別府温泉の湧出量や源泉数が日本一であること、温泉資源保護のための取組などについて学びました。

「温泉成分の簡易分析」では、事前に採水した3つの温泉を使って、pH、電気伝導度及びパックテストを用いた鉄濃度の測定を行い、泉質の違いについて楽しく学習することができました。

これら2つの体験学習を通して、温泉が自然の恵みであること、別府温泉には多様な泉質があることを学び、資源としての温泉の大切さを実感できる一日となりました。

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泉源見学の様子

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簡易分析(pH測定)の様子

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簡易分析(パックテスト)の様子

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講師による説明の様子

令和5年度調査概要

今回で8回目となる温泉一斉調査では、研究者、温泉マイスター、市民等約40名が参加し、12グループに分かれて市内全域を回り、温泉水のサンプル採取、温泉水の温度及び電気伝導度測定の調査を実施しました。(訪問施設は65施設、採取した泉源は83か所※事前及び事後採取含む。)

午後の部では、研究者による講演が行われました。東海大学斉藤雅樹教授による『市民科学モニタリングとしての「せーので測ろう」』では、市民科学の意義や効果について例を交えながら説明したのち、「せーので測ろう」は温泉資源の保護を目的とした、全国でも類のない画期的な市民科学そのものである取組で、温泉保護対策の基礎となるだけでなく、市民、専門家、企業それぞれに良い効果を得ることができるイベントとなっており、その重要性について講演されました。

次に龍谷大学山田誠准教授より『令和5年度温泉一斉調査結果概要報告』として、本事業の経緯の説明がなされ、一斉調査Webマップの使用方法について午前の部にて計測したデータと過去のデータの比較を交えながら報告されました。

最後に龍谷大学山田誠准教授進行により『アナタもできる温泉資源保護!未来へつなぐデータの収集・蓄積・活用』のワークショップを開催しました。専門家や市民等が各班に割り当てられた泉源の蓄積データを見ながら、温度や成分変化の有無について意見交換を行い、別府市全体マップと付箋を用いて泉源の変化の度合いを視覚的に表すことで、泉源の現状やデータ蓄積の重要性を全員で共有しました。

コロナ禍により4年ぶりとなった本事業の市民参加型での実施は、研究者や専門家、市民等様々な立場の方が、温泉資源の保護という同じ目的に向かって、体験し、話し合い、共有する事の重要性を改めて実感することができた一日となりました。

概要は以下のとおりです。

午前の部

温泉一斉調査

午後の部

講演
「市民科学モニタリングとしての「せーので測ろう」」
東海大学人文学部 教授 斉藤 雅樹
結果概要
「令和5年度温泉一斉調査結果概要報告」
龍谷大学環境サイエンスコース 准教授 山田 誠
ワークショップ
「アナタもできる温泉資源保護!未来へつなぐデータの収集・蓄積・活用」
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温泉一斉調査前の事前説明

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共同温泉(若草温泉)での温泉採取

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講演会の様子

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ワークショップの様子

令和4年度調査概要

今回で7回目となる温泉一斉調査は、新型コロナウイルス感染症の拡大により3年連続で市民参加型による開催は中止とし、12月5日から12月8日にかけて温泉課職員による温泉調査のみを実施いたしました。

今回も昨年同様に、温泉水のサンプル採取、温泉水の温度及び電気伝導度測定の調査を実施し、訪問施設は29施設、採取した泉源は45か所であります。

温泉のサンプルは専門の分析機関によって、7つのイオン分析(ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオン)を行いました。

今後も、継続的に温泉調査を行い経年変化の有無等を確認してまいります。

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共同温泉での温泉採取

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市有泉源での温泉採取

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共同温泉での温泉採取

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別府大学での温泉採取

令和3年度調査概要

今回で6回目となる温泉一斉調査は、新型コロナウイルス感染症の拡大により2年連続で市民参加型による開催は中止とし、12月6日から12月16日にかけて温泉課職員による温泉調査のみを実施いたしました。

今回も昨年同様に、温泉水のサンプル採取、温泉水の温度及び電気伝導度測定の調査を実施し、訪問施設は26施設、採取した泉源は40か所であります。

温泉のサンプルは専門の分析機関によって、7つのイオン分析(ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオン)を行いました。

今後も、継続的に温泉調査を行い経年変化の有無等を確認してまいります。

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共同温泉での温泉採取

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市有泉源での温泉採取

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共同温泉での温泉採取

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市営温泉での温泉採取

令和2年度調査概要

今回で5回目となる温泉一斉調査は、新型コロナウイルス感染症の拡大により市民参加型による開催は中止とし、11月24日から12月8日にかけて温泉課職員による温泉調査のみを実施いたしました。

今回も例年同様に、温泉水のサンプル採取、温泉水の温度及び電気伝導度測定の調査を実施し、訪問施設は25施設、採取した泉源は39か所であります。

温泉のサンプルは専門の分析機関によって、7つのイオン分析(ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオン)を行いました。

今後も、継続的に温泉調査を行い経年変化の有無等を確認してまいります。

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共同温泉での温泉採取

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市有泉源での温泉採取

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共同温泉での温泉採取

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トキハ別府店(足湯)での温泉採取

令和元年度調査概要

令和元年11月16日(土)、今回で4回目となる「せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査」を開催しました。

午前の部では、研究者、温泉マイスター、市民等約50名が参加し、10グループに分かれて市内全域を回り、温泉水のサンプル採取、温泉水の温度及び電気伝導度測定の調査を実施しました。(訪問施設は54施設、採取した泉源は69か所※事前採取含む。)

午後の部では、別府市を主要研究対象の一つとして行った、総合地球環境学研究所(京都市)の研究プロジェクト「アジア環太平洋地域の人間環境安全保障 水・エネルギー・食料ネクサス」の研究成果について、研究メンバーであった4名の講師による講演が行われ、引き続き、市民をはじめとする様々な参加者を交えて、別府温泉の未来を考えるシナリオワークショップを開催しました。

各研究者による講演の内容について、講演①では別府市に豊富に存在する温泉熱の有効利活用を推奨しつつも、利用した温泉水の適正な管理が必要であること、講演② ではこれまで不明であった別府地域の地質構造の詳細が明らかになり、別府温泉を保護し、有効に活用していくための、科学的知見に基づいた将来予測の精度を高めることが可能となったこと、講演③では温泉一斉調査は温泉資源のいわゆる健康診断として開催しており、4年間で今のところ大きな変化は見られないこと、講演④では別府の人々が温泉資源の保全と活用に対してどのような関心や懸念を持っているかについて調査した結果を出発点として、様々な科学的知見を踏まえてどのような将来像(将来シナリオ)が描けるのか、専門家で議論した結果が報告されました。

最後のシナリオワークショップでは、「移住定住者の増加」「人口減少・高齢化」「新規・代替掘削の増加」など様々なストーリーについて、参加者から活発な意見が出され、別府温泉の将来を考える有意義な議論となりました。

今後も継続して温泉一斉調査を実施することにより、温泉資源の変化の有無を確認することの大切さを実感できる一日となりました。

概要は以下のとおりです。

午前の部

温泉一斉調査

午後の部

講演①
「エネルギーと水のネクサス」
北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授 藤井 賢彦氏
講演②
「別府地域の地下構造」
神奈川県温泉地学研究所主任研究員 宮下 雄次氏
講演③
「市民参加型温泉一斉調査」
龍谷大学経済学部現代経済学科准教授 山田 誠氏
講演④
「別府の将来シナリオ」
東京都市大学環境学部環境経営システム学科教授
総合地球環境学研究所客員教授 馬場 健司氏

「シナリオワークショップ」

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温泉一斉調査前の事前説明

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トキハ別府店(足湯)での温泉採取

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講演会の様子

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シナリオワークショップの様子

スピンオフ企画「夏休み子供向け企画 楽しく温泉を知ろう!温泉体験学習」

令和元年8月22日(木)、「せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査」の初のスピンオフ企画として「夏休み子供向け企画 楽しく温泉を知ろう!温泉体験学習」を、別府市社会福祉協議会で開催いたしました。

参加者11名と温泉マイスターの協力のもと、JR別府駅東口にある「手湯」と不老泉の泉源を見学し、現地では温泉を地下から汲み上げている仕組みや、市営温泉の歴史などを学びました。会場に戻ってからは、事前に採取した市内の特徴的な温泉を使用して、pHの測定や水質を簡易測定できるパックテストを体験しました。エリア別によるpH試験紙の色の変化などを楽しく学習することが出来ました。

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JR別府駅東口の手湯

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不老泉の温泉採取

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分析の様子

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京都大学名誉教授 由佐悠紀先生による講評

平成30年度調査概要

平成30年9月29日、別府の温泉資源の現状を市民参加のイベントとして実施する『せーので測ろう!別府市全域温泉一斉調査』を開催しました。

午前の部では、研究者、温泉マイスター、市民等約50名が参加し、12グループに分かれて市内全域を回り、温泉水のサンプル採取、温泉水の湯温測定調査を行いました。

午後の部では、pH,電気伝導度のほか、今回初の試みとして、参加者自らが午前中に採取した温泉水のサンプルを簡易分析(塩化物イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオン)を行いました。

温泉の特徴的な泉質名は、陰イオンの種類によって決まることが多いことから陰イオンの簡易分析を行いました。

初めての試みでしたが、参加者の皆さんも、最初は慣れない手つきであったのが、慣れてくるにつれ、にぎやかに取り組んでいる姿が非常に印象的でした。

簡易分析終了後、龍谷大学の山田先生による調査結果の速報が行われ、今年も全体的に大きな変化は見られませんでしたが、今後も継続的に調査を行うことにより経年変化の有無等を確認していくことが大切であるとの報告がありました。

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現地調査前の班別レクチャー

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北浜温泉でのサンプル採取

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温泉水の簡易分析

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山田先生による調査結果の報告

掲載担当

温泉課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1129

Eメール:hsp-te@city.beppu.lg.jp

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