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生物多様性保全・自然保護アカウミガメ

ふ化したアカウミガメの子ガメが海へ旅立ちました

平成25年9月4日更新

平成25年5月中旬から下旬にかけて、関の江海岸でアカウミガメが産卵しました。

関の江海岸は人工海岸(南側)と自然海岸(北側)がありますが、今回産卵が行われたのは人工海岸の方で、人工海岸でカメが産卵するのは大変珍しい事例だそうです。

ふ化するまでの間、地元自治会やNPO法人をはじめ、多くの方々がウミガメの卵を大切に見守りました。

8月10日から数日間かけて、子ガメたちがふ化しました。無事にふ化した子ガメたちは、小さな体をバタバタさせながら海に向かって進み、元気に大海原に旅立っていきました。再び子ガメたちが関の江海岸に戻ってきてくれることを願い、自然との共生や命の尊さについて考えるきっかけとなりました。

【アカウミガメ】 世界の大洋に広く分布するウミガメ。カメ目ウミガメ科。体色は背面が褐色、腹面は淡黄色。貝やカニなど海底の生き物を食べる。甲羅:70‐100㎝ 体重:70-180kg。レッドデータブック環境省カテゴリで絶滅危惧ⅠB類(EN)(近絶滅種に次いで近い将来、野生で絶滅する恐れがある種)に分類される。

砂浜の上を懸命に進み海に向かう小さなアカウミガメの子どもたちの写真1 砂浜の上を懸命に進み海に向かう小さなアカウミガメの子どもたちの写真2 砂浜の上を懸命に進み海に向かう小さなアカウミガメの子どもたちの写真3

砂浜の地図

人工海岸では平成25年5月下旬から砂浜整備を行う予定でしたが、子ガメが海に帰るまで工事を延期することになりました。

砂浜に設置された柵の写真

ウミガメを見守る会を発足し、地元自治会やNPO法人が中心となってウミガメの卵を大切に見守りました。

産卵場所 関の江海岸(人工海岸)
産卵日 平成25年5月7日頃(推定)
平成25年5月22日
ふ化した日 平成25年8月10日から数日間
ポスター
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NPO法人おおいた環境保全フォーラム

関の江海岸の自然

関の江海岸は毎年、海の日に海水浴場開きを行い、8月上旬までの間、海水浴場として多くの市民や観光客に親しまれています。北側の自然海岸には特徴的な海岸植物が生育しています。海岸植物は乾燥や塩分など厳しい環境に適した体のつくりや仕組みを持って生活しています。

関の江海岸を代表する植物

コウボウムギの写真
コウボウムギ
日本全土の海岸の砂浜に生えるつる性の多年草で雌雄の別があり4~6月が花期です。大きな花穂を弘法大師の筆に見立ててこの名前がつきました。
ハマゴウの写真
ハマゴウ
本州、四国、九州の海岸の砂地に分布する落葉小低木で、7~9月に青紫色の花を多数咲かせます。茎葉は精油を含むので蚊やりに、果実はかぜ薬に用いられるそうです。
ハマヒルガオの写真
ハマヒルガオ
日本全土の海岸の砂浜に生えるつる性の多年草で、5~6月に淡紅色の花を咲かせます。葉はつやがあり、茎は地面を這うように伸びます。
ハマボウフウの写真
ハマボウフウ
日本全土の海岸の砂地に生育する多年草で、6~8月に小さな白花を咲かせます。若葉は刺身のつまに利用され、根はかぜの解熱に用いられます。

お問い合わせ

生活環境課 環境安全係

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎3F)

電話:0977-21-1134

Eメール:env-le@city.beppu.lg.jp

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