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第1回目「みんなで探そう二酸化炭素泉」開催の様子

開催概要

開催日
平成29年9月30日(土)10時〜16時
開催場所
別府市役所5階大会議室
参加人数
18名
調査先
市内6か所(乙原2か所、別府ラクテンチ2か所、楠町1か所、元町1か所)

【第1部】講演会

別府温泉地球博物館館長(京都大学名誉教授)の由佐悠紀先生よる講演。二酸化炭素泉生成のメカニズム、二酸化炭素泉がある国内の温泉地紹介、別府温泉内での有力地等について資料を交え、分かりやすく説明していただき、参加者の皆さんも調査実施前に二酸化炭素泉に関する知識を深めることができました。

講演会の写真
講演会のようす

【第2部】ワークショップ

過去の別府温泉における二酸化炭素泉の資料と今回のイベントに際し寄せられた情報から、温泉課で「朝見川断層上の源泉には二酸化炭素泉は存在する可能性が高い!」の仮説を立て、それをもとに参加者同士でワークショップを開催しました。
ワークショップでは、自己紹介の後、調査ポイントとなる源泉を実際に調査する前に各自が思い描くイメージ(温度、色、におい、感触、音など)を調査シートに記録し、メンバー間で情報交換をしました。
また、大分県薬剤師会検査センターの方から、二酸化炭素泉を分析する際に使用する器具や調査方法について説明していただき、参加者の皆さんも興味深く聞いていました。

ワークショップの写真
大分県薬剤師会検査センター職員の方による説明のようす

【第3部】地獄ハイキング

午後からは「地獄ハイキング」と称し、実際に源泉調査を行いました。
参加者の皆さんは3班に分かれ、各班の隊長の指示のもと、市内6か所の調査ポイントへ向かい、現地調査を行いました。
今回の調査では、温泉施設ではなく古くから利用されている店舗や個人宅内の自噴泉等、普段見ることができない別府ならではのディープな源泉を調査するとともに、大分県薬剤師会検査センターの職員による温泉分析を間近で見ることができるなど、いろいろな視点で温泉を学ぶ機会となりました。

地獄ハイキングの写真1
地獄ハイキングの写真2
地獄ハイキングの写真3
地獄ハイキングの写真4

各班による源泉調査のようす

調査結果

調査終了後、各班隊長から結果報告の後、由佐先生から本日の調査について講評をいただきました。
今回の調査では、残念ながら二酸化炭素泉の発見には至りませんでしたが、一定水準の値が記録されたこと、何より一般参加者の皆さんと一緒に仮説に基づき実際に現地調査を行うことができたことは、温泉に対する理解を深めるよい機会を作り出せたと思います。

結果報告のようすの写真

結果報告のようす

温泉水サンプルの写真

採取した温泉水サンプル

調査結果一覧表

平成29年9月30日(土) 天候:晴れ

  水温(℃) 遊離炭酸
(mg/kg)
PH 電気伝導度
(mS/m)
採取時刻
調査ポイント1(乙原) 46.4 176.0 6.8 73.4 13:40
調査ポイント2(乙原) 57.2 237.6 7.1 85.4 14:55
調査ポイント3(ラクテンチ) 30.6 202.4 6.1 39.4 13:43
調査ポイント4(ラクテンチ) 47.7 259.6 6.4 80.4 14:27
調査ポイント5(楠町) 36.6 167.2 6.4 80.2 14:22
調査ポイント6(元町) 27.0 147.8 6.3 69.3 13:45

※二酸化炭素泉の定義:温泉水1kg中に二酸化炭素(CO2)が1000mg以上含まれるもの

※温泉法では、二酸化炭素250mg以上あるだけで温泉に該当します(療養泉の泉質名はつかない)

※遊離炭酸:水中に溶解している二酸化炭素のこと

※PH:水溶液の酸性・中性・アルカリ性の度合いを示すための指標のこと

※電気伝導度:水溶液の電気伝導のしやすさを表す値のこと

参加された方の声

今後、開催してほしいイベント等 自由意見

参加された皆さんからいただいたご意見を参考に、温泉課では、今後も継続して二酸化炭素泉の情報収集するとともに、あらためてこういった機会を設けたいと思います。
また、二酸化炭素泉に限らず、一般参加者の皆さまと楽しく温泉を学ぶことができる企画を考えていく予定です。

お問い合わせ

温泉課 

〒874-8511 別府市上野口町1番15号 (市庁舎4F)

電話:0977-21-1129

Eメール:hsp-te@city.beppu.lg.jp

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